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2014年 05月 11日
昨日と一昨日は展示会中のギャラリー観さんでのワークショップでした。
9日は研ぎのWS、いつもどおり滞りなく砥石のお話をしてから実践。 荒砥から中砥、仕上げ砥までほぼ自分だけの力で研いでもらって 最後は自分の研ぎあげた包丁でトマトを切ってもらいます! しかも、1mm以下で! 今回もみなさん素晴らしい研ぎ上がりでトマトも喜んでいました。 包丁の一番いい状態を肌で感じると、もうそれなしではいられなくなりますが 私は包丁の切れ味はとてもいい調味料をそろえるのと一緒だと思うのです。 だから包丁は切れない方がいいと言っていらっしゃる方は いくらいい材料を揃えてもその食べ物の一番美味しい味を引き出さないのでは?と思ってしまいます。 WSに参加してくださった方々はきっとそれを肌で感じ取れていると思います。 これからの人生、1つ楽しみが増えたなって思ってもらえるとうれしいです。 次の日の布のWSは今回うつわの作り手さんとの展示だったので 何か一緒に出来るものがいいなと思って考えたのがうつわの袋作り。 うつわ専用の袋というと、私の中で避けて通れないのが仕覆の存在。 今まで気にはなっていて何度も図書館から本を借りたりしていたものの 特にお茶をはじめる訳でもなく、何となく必要に迫られていなかったので 深く突っ込んで学んだ事もありませんでした。 しかし、絶対これは面白い!と思いついたのはいいものの。。 色々奥が深い事と、それをゆっくり学べる時間があまりないという事が重なって みなさんが出来ました!と自分がチクチクしたのを手に満足げな笑顔を見るまでは 実は、なんともいえない気持ちで不安と期待の入り混じった日々でした。 なので、本当は始まる前にこんなのを作ります!とブログで 紹介したいなと思ってはいたものの試作に試作を重ねる日々で、 しかもそんなお知らせをする前にすぐに定員より多くの申し込みを頂き (さらにプレッシャーが。。)結局お知らせしそびれました。。 それでも何とか1週間位かかりましたがこれでいこう!という着地点も決まり 無事に、みなさんに作って頂きました。 写真の手前にあるのが出来上がりの図。 それぞれの近くにおいてあるステキな朝奈さんのガラスのぐい飲みに 合わせた袋を作ってもらっているところです。 予想もしない様なみなさんの出来上がりに私もホッとしたのと この形にして良かったなぁと思いました。 仕覆よりももっと日常より 生活の中の布としてはこの袋はぴったりだわと終わってみて 自分の中で再確認。 開いておくと壁にかけたりしてもいいくらいの布アートの様で うつわもしっかり包むお仕事もこなせる。 こんなにステキな自分のお気に入りのうつわの袋を作るワークショップをやりました! 事後報告ですがフフフ。 心を豊かにする時間と大切な物を包む仕事、きっと他にも沢山の仕事が出来そうな うつわ袋。 しっかりと、参加してくださった作り手の元で働いてくれますね。 私にも商品とはまた違った、新しいものを作らせてもらう機会を与えてもらって、 いろいろとドキドキでしたがとても豊かな時間を過ごせました。 そんな展示は明日まで。 最終日は山野邊さんが午後から在廊予定のようです。 気になっていた方、お近くに行かれる方是非。
by chisouan1959
| 2014-05-11 23:01
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